ネイルの歴史

古代エジプトから始まったネイル

ネイルが始まってからの歴史は非常に長く、
既に3,000年前から存在していたと考えられています。

古代エジプトの頃には、
既にネイルによる装飾を行うという習慣が誕生していたのです。

当時のミイラの爪先には、
現在のネイルアートのようなものが施されていました。

皆さんもご想像いただけると思いますが、
現代のネイルアートとはまったく異なるものです。

ヘナと呼ばれる植物の汁を染料として、
つま先を染めていたのです。

なお、当時は階級社会が一般的でした。
当然エジプトでもこのような社会構造ができあがっていたのですが、
ネイルは階級の現れでもあったのです。

偉いほど紅色が濃くなっていたのではないかと推測されています。

中国でもネイルの習慣があった

皆さんも世界三大美女という言葉をご存知かと思います。

中国の楊貴妃は飛び抜けて美人であったと語り継がれていますが、
彼女もまたネイルをしていたと言われています。

楊貴妃の爪先を見ると、古代エジプトとは違う方法だったと見られています。
しかし、彼女もまた植物をもとにネイルをしていました。

ホウセンカとカタバミの葉っぱを揉み合わせ、
それを染料として、現代で言うところのネイルアートとしていたようです。

このように、古くから世界中でネイルは行われていました。
私たちの生活に定着するよりもずいぶん古くから普及していたのです。

日本にネイルが導入されたのは1970年代

海外では広く一般的なものとなっていたネイルですが、
日本に普及したのは1970年代に入ってからのことです。
ただし、まだまだ広く認知されていたものではありませんでした。
ごくごく限られた文化だったのです。

しかし、アメリカでは一大ムーブメントとなっていました。
その背景として、自動車塗装用のラッカーが発明されたことが関係しています。

これをベースとしてネイルアートの礎が誕生したのです。
その後、ネイル技術が発達すると、
人工爪が開発されるなどし、流行するようになったのです。

アメリカで始まったネイルですが、
1990年代になると日本でも一般的に人気となりました。
現在では日本でも多くの企業がネイルや人工爪、
加工するためのパーツを開発しており、産業自体も賑わっています。

当然、多くのネイルサロンがあり、ネイリストの数もそれに伴って増えています。

ネイルのこれから

まだまだ、アメリカと比べるとネイリストの数が少ないのが日本の現状です。
流行してからの歴史が浅く、
まだまだ一般的なものとして認知されていないからだと思います。

ネイルサロンは特殊なもの、敷居が高いものという印象があるのです。

しかし、メディアでの紹介や若者に影響力のあるアーティストがネイルを始めています。
少しずつ文化として浸透しているでしょう。

ネイルが始まってからまだ20年程度。
今後、ネイルアートがより一般的なものになると思います。

その結果、もっと気軽に施術を受けられるようになるかもしれません。